初心者の方は、時間をかけて、銘柄を分散して、買うタイミングも分散するという方法になります。
時間をかけて、銘柄を分散して、買うタイミングも分散するということは、利益は大きくは狙えないが「平均」はとれるということになります。
世界株式の利回りの平均は5~7%です。その利回りを狙いにいく方法になります。
株式投資の基本がまだわからない方はこちらから読んでください。
時間をかけてリスク分散
保有期間を長くする(長期投資(10年以上))ことの効果は大きく2つあります。
「利回りが平均化されていく」「複利効果が味方する」
詳しく説明していきます。
利回りが平均化されていく
初心者の方がまず最初に株投資への心配として「暴落」があると思います。
株価が暴落する○○ショックといえば、最近では「コロナショック」がありました。
その他にも「リーマンショック」のように、数か月で30~50%の下落に見舞われることもあるということです。
ですが、長期投資で時間をかけることにより、30%マイナスになる年もあれば、30%プラスになる年もある。
平均して5~7%の利回りに平均化されていくことになるのです。
複利効果を味方につける
全世界の株式の利率は平均5%~7%です。
利益を元本にプラスして再び投資することで、利益は雪だるま式に増えていく効果が生まれます。
毎月3万円20年積立、年利5%を想定。出た利益はそのまま運用。
投資した元本は720万に対して、想定積立金額は1230万となりました。
投資対象を分散
相場格言に「卵を一つのかごに盛るな」があります。
投資銘柄を分散することで、1つの投資企業の業績悪化で大きなマイナスになっても、他の銘柄のプラスで補うことが可能です。
GPIF ページから引用
銘柄を詰めあわせた投資信託に投資する
投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、株式、債券、不動産などにプロが分散投資して運用してくれる商品を「投資信託」といいます。
プロが銘柄を詰め合わせて運用してくれる「投資信託」に投資をすることで、1つ1つの銘柄を買うことなく分散投資が可能になります。
デパートのデリコーナーをイメージしてみてください。そこにある全部のデリをちょっとづつ買いたいけど、全部買うのは大変。
それを、投資のプロがいろいろな種類をたくさん買って、少しづつ詰め合わせてくれたものが「投資信託」というイメージです。
株価が平均化された指数に投資する
みなさんが知っている有名な企業を網羅した、投資信託があったら最高だと思いませんか?
あるんです!
各国には大企業の株価を平均値化した、指数があります。その指数に連動した投資信託に投資をすれば、手間なく最強な分散投資が可能になります。
日本でいうと、「日経平均株価225」(日本の大企業225銘柄の株価平均)です。
この指数に含まれている企業は、日本の大企業「ファーストリテイリング」や「ソフトバンクグループ」「KDDI」など皆さんが知っている企業ばかりです。
アメリカでいうと、「S&P500」(アメリカの大企業約500銘柄の株価平均)
この指数に含まれている企業は、アメリカの大企業「アップル」や「マイクロソフト」「アマゾン」など皆さんが知っている企業ばかりです。
S&P500指数に連動投資信託に投資する
初心者の方はS&P500(アメリカ大企業指数)に連動する投資信託がおすすめです。
長期目線では、日本の指数よりアメリカの指数がおすすめな理由
人口が増えること、そして若い人達が「生産」し経済を支え、「消費する」ということは経済成長には欠かせない要素になります。
日本はいまの政策のままでは、少子高齢者が顕著になり、経済成長に必要とされる生産年齢人口(15歳以上65歳未満)が減り、高齢者の方を支えるかたちが予想されます。
アメリカへの投資がおすすめな3つの理由
- 今後も経済成長に必要とされる生産年齢人口(15歳以上65歳未満)は2040年まで増加が予測
- 国をあげて株価重視
- 経済成長に必要なイノベーションが生まれやすい環境
投資対象として、アメリカをおすすめする理由を説明しています。
S&P500指数に連動投資信託がおすすめ
プロがS&P500銘柄を詰め合わせて運用してくれる「投資信託」に投資することで、自分で500銘柄全部を買わずに、少しづつ500銘柄を保有しているのと同じになります。
S&P500指数に連動するおすすめ投資信託
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
買いタイミングを分散
底で買って天井で売ったら、利益が一番でるわけです。
ですが、その底は後で振り返って分かるのであって、そのさなかでは誰にもわからないのです、、、
なので、買うタイミングも分散することによって、取得価格の平均をねらいます。
毎月同じ日に同じ金額を「積立投資」することで、取得価格が平均化することができます。
「楽天証券」「SBI証券」であれば、日時と金額を設定することで、毎月決まった額を自動で買い付けてくれます。
まとめ
時間をかけて、銘柄を分散して、買うタイミングも分散するということは、利益は大きくは狙えないが「平均」はとれるということになります。
世界株式の利回りの平均は5~7%です。その利回りを狙いにいく方法になります。
「長期」+「指数連動投資信託」+「積立」
基本の投資方法は、20年後に向けての投資のため、目先では投資の醍醐味である利益を体感できないデメリットがあります。
一部の資金を使ってプラスアルファを追加することもおすすめです。