お金を働かせる

【投資初心者】知らないと資産が目減り、インフレに備えろ!

2022年ころから、電気代高騰、食品価格値上げなどが生活に目に見えて現れてきていますが、最近では大企業の賃上げのニュースも出始めています。

長年デフレ(モノの値段が下がる)が続いていた日本もいよいよインフレ(モノの値段が上がる)の兆候が見え始めています。

日本は長年、デフレ(モノの値段が下がる)の時代が長く”平成不況デフレスパイサル”(記事で説明)と言われていました。

ですが、ここに来て企業の賃上げが広がってくれば、日本もようやくデフレからインフレの局面に入っていきます。

デフレ時代に席巻した、100円ショップも最近では500円以上するものもたくさん並んでいますよね!日本もようやくデフレからインフレの局面の入り口に入っていきてるように感じます。

インフレのサイクルに入ると、預金しかもっていなければ、額面は変わらなくても資産は相対的に目減りすることになってしまいます。

そんな局面が来る前に何ができるのか。説明していきます。

インフレ、デフレとは

インフレとは

インフレとは、インフレーションの略で物価が上昇し続けることです。


物価が上昇し続けるということは、相対的にお金の価値が下がることにもなります。

例えば、いつも食べている800円のランチ定食が中身も味も全く同じなのに1000円になったとします。

800円で買えたものが買えなくなるということは、インフレ後の800円は、以前の800円の価値より低くなってしまったということになります。

インフレの状況で円預金だけだと、額面は減らなくても、価値は下がっているということになります。

デフレとは

デフレとはインフレの反対にモノの価格が下がることです。

平成不況デフレスパイラルの仕組み

お金を使わない

企業はモノが売れないので値下げ

業績悪い

給料が減る

お金を使わない

日本は負のスパイラルのデフレから長い間抜け出せない流れが続きました。

良いインフレと悪いインフレ

インフレには「良いインフレ」と「悪いインフレ」があります。

良いインフレ

いいインフレは給料が上がりながら物の価格があがること。

良いインフレとは、景気の回復につながるインフレのことです。

インフレによって物価が上昇したことで、企業に利益が生まれ、企業に利益が生まれることで従業員の給与が上昇し、さらに個人の消費意欲が上がります。

こうした給料が上がりながら、好循環になっているインフレは良いインフレといいます。

悪いインフレ

悪いインフレは給料が上がらずにものの価格が上がること。

個人の消費が低迷(買いを控える)している中で

インフレで物価が上昇しても企業は商品価格を上げることができず

企業の利益は上がらず従業員の給与が下がる。

さらに個人消費が下がる

インフレがこうした循環になっていることを、悪いインフレといいます。

毎月の収入が30万円の家庭では、10%のインフレ率と同じく33万円まで収入も上がらないと以前と同じ生活ができなくなってしまうということになります。

まさに今のように、企業の給料アップが物価上昇に追いついて来ないで、生活が少しづつ苦しくなる状況を悪いインフレといいます。

円安によるインフレ

円安がインフレを引き起こす場合があります。

現在は歴史的な円安水準を迎えている状況です。
円安局面では、商品や原材料を輸入している企業にとってはマイナスです。

例えば1ドル100円から200円の円安になった場合、

これまで輸入する際に1ドル100円を支払えば買えていたものに対して、200円の支払いが必要になります。

材料を輸入に頼っている企業は、材料のコストが上昇するため、商品価格を上げざるおえない。

このような循環での円安はインフレを引き起こします。

インフレに備える

日本でも2022年4月以降、物価上昇が生活をしていても感じるようになってきています。

物価が上昇すると円の価値が相対的に下がります。

例えば、10年後にインフレで物価が2倍になっているとすると
預金など円で保有している資産は、インフレの影響で現在の100万円は50万円の価値に下がってしまいます。

インフレに備えるためには、現金を他の資産に変えて保有する必要があります。

では、何を持ったらいいのか。

外貨

インフレや円相場の変動で現金の価値が下がるため、円だけでなく外貨を持つ。

株式

インフレの状況ではモノの価格が上がるため、株式全体の価格も上がるので、株式投資が有効です。

米国(世界)株式へ投資する(外貨+株式のイイとこ取り

米国(世界)株式はドルで投資をするため、ドル(外貨)と株式投資でインフレ対策に有効です。

【投資初心者】長期投資:失敗しない株式投資の基本 時間をかけて、銘柄を分散して、買うタイミングも分散するということは、利益は大きくは狙えないが「平均」はとれるということになります...

金やプラチナ

金は世界的に信用が高く、インフレ時に需要が高まる特徴があるため、インフレ対策として有効です。

「有事の金」とも呼ばれ、経済危機や世界情勢の変化があるとき(〇〇ショック)は資産の避難先の役割を果たします。

不動産(上級者)

不動産も現物資産のひとつで、インフレによって物件価格が上昇します。

ですが、立地条件や利回り、借入等あり上級者向けとなります。

まとめ

インフレのサイクルに入ると、円預金しかもっていなければ、額面は変わらなくても資産は相対的に目減りすることになってしまいます。

インフレに備えるためには、現金を他の資産に変えて保有する必要があります。

インフレ時に強い資産

  • 外貨
  • 株式
  • 金やプラチナ
  • 不動産

米国(世界)株式はドルで投資をするため、外貨+株式のイイとこ取りです。

【投資初心者】長期投資:失敗しない株式投資の基本 時間をかけて、銘柄を分散して、買うタイミングも分散するということは、利益は大きくは狙えないが「平均」はとれるということになります...