最近はよく「金融引き締め」という言葉を聞くようになったと思います。金利をコントロールすると景気がどのようになるのか説明していきます。
景気サイクルには金利が密接にかかわっています。
景気は「回復」「好況」「後退」「不況」を繰り返し、循環します。
景気のサイクルはこの記事で説明しています。
【投資初心者】投資タイミングがわかる?!景気は周期がある 株価というのは、「株価は景気の先行きを映す鏡」景気の半年くらい前を反映するといわれています。
景気には周期があり、「回復」「好況...
金利がどうなると景気はどうなる?という流れがわかっていると、投資タイミングを控えたり、少し減らしたり、物色されるセクターへ投資ということができるようになります。
「金融緩和」と「金融引き締め」
中央銀行は景気が過熱したり、冷え込んだりし過ぎるのをコントロールするために、金利を上げ下げする金融政策を行います。
「金融緩和」景気を上向かせるために金利を下げる政策
「金融引き締め」景気の過熱を抑えるために金利を上げる政策
例えば、金利が上がる場面での、マンションを購入するときを想像してみてください。
金利が上がると、マンションどうしようかな??という買い手が増えて、買い控えが起こるようになり、マンション価格は徐々に下がっていきます。
「金融緩和(金利を下げる)」により、借り入れがしやすくなり、物価・株価は上昇
「金融引き締め(金利を上げる)」により、借入がしにくくなり、物価・株価は下落
金利がコントコントロールされることにより、景気サイクルができるわけです。
※わかりやすいように、「谷」「山」に金融政策を記載していますが、金利をコントロールして、すぐに景気が転換するわけではありません。
まとめ
中央銀行は景気のサイクルをコントロールするために、金利を上げ下げする金融政策を行う
- 「金融緩和」景気を上向かせるために金利を下げる政策
借り入れがしやすくなり、物価・株価は上昇 - 「金融引き締め」景気の過熱を抑えるために金利を上げる政策
借入がしにくくなり、物価・株価は下落