景気回復期(金融相場)の特徴は不景気時の中央銀行が金利を下げる対策(金融緩和)により株価が上昇してい場面になります。
景気循環には「金利」が深く関係しています。金利の流れを理解することが大事です。
景気回復期(金融相場)で物色されるセクターを説明します。
景気回復期(金融相場)
景気が悪い時に中央銀行が金融緩和(金利を下げる)を行うことで、株価が上昇し始めるのが金融相場です。
低金利になり、世の中にお金が出回ることで、企業や個人貸し入れをしやすくなり、設備投資を積極的に行いやすくなります。
そのため、企業業績回復を期待して株価が上昇しやすくなります。期待感で株が買われるため、不景気の中の株高となる場合もある。
この時に、金利に敏感な不動産や証券などの金融セクターや、情報技術セクターなどの景気に敏感なセクターの株が買われやすくなります。
金融セクター
金融セクターは、銀行や保険、証券会社、消費者金融など、貸付や保険、資産運用に関するサービスを提供する企業が属しています。
主な収益源は金利ということもあり、景気にかなり敏感なセクターです。
金利上昇局面やマーケット状況が良いときには、強みを発揮します。
主要銘柄
- JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
- バンク・オブ・アメリカ
- アメリカン・エキスプレス
- バークシャー・ハサウェイ
不動産セクター
不動産セクターは、さまざまな土地や物件の売買・貸借を扱う企業が属しています。
手数料ビジネスであるため、景気や物価、金利などさまざまな要素の影響を受けやすい。
情報技術セクター
情報技術セクターは、ITサービスを中心に提供しており、これからも高い成長性が期待されています。
成長企業が多いのため、事業拡大のため借入をしながら成長していくため、低金利で買われやすい
主要銘柄
- アップル
- マイクロソフト
- ビザ
- インテル
まとめ
景気回復期(金融相場)
景気が悪い時に中央銀行が金融緩和(金利を下げる)を行うことで、株価が上昇し始めるのが金融相場です。
金利に敏感な不動産や証券などの金融セクターや、情報技術セクターなどの景気に敏感なセクターの株が買われやすくなります。