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【投資初心者】次に上がる株がわかる?!セクターローテーション

上がる株の見つけ方ってあります?という質問よくいただきます。

『セクターローテーション』って聞いたことがありますか?

景気のサイクルによってパフォーマンスが上がる業種(セクター)も循環するというものです。

景気は「回復」「好況」「後退」「不況」を繰り返し、循環します。
景気のサイクルはこの記事で説明しています。

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セクターローテーションを理解すると、物色される前にそのセクターへ、一回り先に投資しておくことや、ETF投資でも構成されているセクターを確認することで、景気のサイクルのどの箇所に弱いのか強いのかわかるようになります。

景気サイクルと株式相場サイクル

景気は「回復」「好況」「後退」「不況」を繰り返し、循環するとお話しましたが、

相場サイクルは「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」を繰り返して循環します。

各景気サイクルの特徴

景気循環には「金利」が深く関係しています。金利の流れを理解することが大事です。

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サイクル 特徴
景気回復期
(金融相場)
不景気時の中央銀行が金利を下げる対策(金融緩和)により物価・株価が上昇
景気好況期
(業績相場)
金利が下がることで、企業業績の良化、物価・株価上昇が消費者マインドを活性化
景気後退期
(逆金融相場)
景気加熱を抑えるための中央銀行が金利を上げる対策(金融引き締め)により、物価・株価が下落
不況期
(逆業績相場)
金利が上がることで企業業績の悪化と、消費マインドが冷えこむ

セクターローテーション

米国株は11種のセクターに分類されています。
セクターというのは、その株が所属する業種です。

セクターローテーションとは、『景気の動向を把握し、景気の変化ごとに、有望なセクターに投資対象を切り替えていく』ことです。

短期に投資対象を変えていくということでなく、景気のサイクルによってパフォーマンスが上がる業種(セクター)も循環するということを、頭において投資を行うと、景気視点で全体の売りを事前に察知したり、下落での一喜一憂が小さくすむようになります。


景気にも天気のように移り変わりがあります。晴の日が続いて雲が陰ってきて、雨になり、雨がやみまたお日様が見えてきてというように、サイクルがあります。

その時に成長するセクター(業種)というのは、例えば晴の日には、ピクニックへ行こう!となったり、雨の日には、家で映画を見ようとなったり、お天気で必要なものが違うように、景気によってお金の行先が変わります。

わかりやすいものでいうと、不景気になっても、スーパーなどは絶対に必要ですよね。なので、不景気になってくると、生活必需品株が物色され始めると連想ができます。

難しいことばは覚えなくていいので、この大きな流れを分かっていると、株価の大きな変動の波も受け止められるようなるので、今はお日様なのか、雨がもうすぐ降るのか、そんな風に考えてみてください。

各景気サイクルで物色されるセクター

各景気サイクルで、物色されるセクターと説明していきます。

景気回復期(金融相場)

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景気好況期(業績相場)

【投資初心者】景気好況期(業績相場)に物色されるセクターは 景気好況期(業績相場)の特徴は世の中にお金が出回まわったことで設備投資がなされ、企業の業績が良くなる場面になります。 景気循環...

景気後退期(逆金融相場)

【投資初心者】景気後退期(逆金融相場)に物色されるセクターは 景気後退期(逆金融相場)の特徴は景気が良くなると、中央銀行は加熱しないように引き締めに転じる場面になります。 景気循環には「金...

不況期(逆業績相場)

【投資初心者】不況期(逆業績相場)に物色されるセクターは 不況期(逆業績相場)の特徴は金融引き締めにより景気や企業業績の先行きが悪化することで株価が下落する場面になります。 景気循環に...

まとめ

景気は「回復」「好況」「後退」「不況」を繰り返し、循環する

景気のサイクルによってパフォーマンスが上がる業種(セクター)も循環する

<それぞれの景気局面で物色されやすいセクター>

景気回復期(金融相場)

  • 金融
  • 不動産
  • 情報技術

景気好況期(業績相場)

  • 資本
  • 素材
  • 一般消費財

景気後退期(逆金融相場)

  • エネルギー

不況期(逆業績相場)

  • 公益事業
  • 生活必需品
  • ヘルスケア
  • 通信サービス