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【投資初心者】米株高配当ETF買うならこれ「VYM」VS「HDV」VS「SPYD」

指数投資と合わせて人気の、米株高配当ETF投資。
よくいただく質問、「VYM」「HDV」「SPYD」この3銘柄結局どれがいいの?

ETFがまず分からないという方は、まずこちらの記事から読んでみてください。

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配当銘柄とは

配当はポイントなどと似ているので仕組みは分かりやすいです。

配当は株式会社が、会社の利益の一部を株主に持っている株の割合いで還元するものです。

米国では毎年配当が増えている企業が多く、高配当銘柄、中でもそれを詰め合わせた投資信託の人気が高いです。

配当利回りって?

配当というのは分かる方が多いと思いますが、利回りとなると???になってしまうと思います。計算式は以下なのですが、難しいですよね、、

配当利回り(%)=1株あたりの配当金÷株価

配当金=銘柄への投資額×配当利回り(%)

例えば、
ママさんたちのなじみがあるものだと、ポイント還元を例にしてみます。

例えば、2000円の子供服を買って、100円のポイントが付きますってよくありますよね?

100円÷2000円=0.05=5%
ポイント率5%になります。

2000円のものを買って、ポイント還元率5%ということは
2000円×5%=ポイントは100円

この計算と同じで、
100万円分、配当銘柄を買うとします、5%の配当ということは
100万×配当利回り5%=配当金5万円

配当投資のメリット

  1. 完全にほったらかし、不労所得になります。現在が潤う投資スタイルになりますね!
  2. 収入があるので、株価下落局面など精神面で安定して長期投資ができる。

※リスク資産のため、元本が保証されるものではない。
※減配といって、経済の状況によって、配当が減ることがある。

配当投資の注意点

高配当銘柄の株価の成長は穏やか

配当金を受け取るということは、会社の成長に当てる分の金額を受け取るということですから、高配当銘柄の株価の成長は緩やかになることが想定される。

例えば、誰でも知っているような、アマゾンやアップルなどの企業は配当はありません。そのような成長企業は利益を配当に回さずに、会社の成長に投資がされるため、株価も企業の成長に伴って上がっていく傾向があります。

下の画像は、ETF 「VOO」(米国大企業500銘柄で構成)「VYM」(米国株、配当利回りが市場平均を上回る大型株約400銘柄で構成)を20年弱で比較したチャートになります。高配当ETF「VYM」に比べて、米国大企業500銘柄「VOO」のリターン(株価上昇)の方が大きいことがわかります。

引用:etfreplay.com

米国で所得税がとられます

高配当米国ETFの配当金にかかる税金は、国内だけでなく、米国でも税金がかかります。

まず、米国では日米租税条約に基づいた税率10%源泉徴収
残りの金額に対して国内で20.315%(所得税15.315%、住民税5%)が源泉徴収されます。
※ただし、確定申告をすることで、米国内で課税された税金については、自分が払い込んだ所得税から還付される仕組みとなっています。

米国 国内
課税 される される
税率 米国では日米租税条約に基づいた税率10% 残りに対して
20.315%

米株高配当銘柄おすすめ3銘柄「VYM」「HDV」「SPYD」

おすすめ米株高配当 ETF「VYM」「HDV」「SPYD」

このアルファベットなに??株式市場において会社の銘柄を分かりやすく識別するために用いられるアルファベットのことを指します。

ちなみにアップルは「AAPL」アマゾンは「AMZN」となっています。

「VYM」「HDV」「SPYD」比較

以下4項目で比較します。

  • 配当利回り
  • 信託報酬
  • 銘柄上位セクター
  • 銘柄数
  • 10年の値動き

『信託報酬とは』運用や管理にかかる年間費用です。運用や管理なので、持っている期間ずっとかかるコストになるため、投資信託投資では、ここは必ずチェックしなければいけません。

『セクターとは』その企業によってグループ分けがされています。
ママになじみがあるものとすると、生活必需品セクターです。生活必需品セクターは、食品や日用品の生活に欠かせない商品を扱っているため、景気に左右されにくいセクターといわれています。日本でいうと、花王やライオン、業務スーパーなどすぐに思いつくと思います。

セクター(グループ)の考え方は、すごく大切なので、分からないという方はこちらの記事をまず読んでみてください。

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特徴比較

VYM HDV SPYD
構成銘柄 配当利回りが市場平均を上回る大型株約400銘柄で構成 高配当&高財務の75銘柄で構成 S&P500の中で高利回りな80社で構成
特徴 3つの中で配当利回りは低いが、トータルリターン(過去の株価上昇)が一番高い傾向 景気に左右されにくいセクターが上位 株価変動が3つの中で一番大きいが一番配当が高い傾向
配当利回り 3.38% 4.00% 4.76%
信託報酬 0.06% 0.08% 0.07%
銘柄上位セクター 金融
ヘルスケア
生活必需品
(不動産は含まれない)
ヘルスケア
エネルギー
生活必需品
金融
不動産
公共事業
エネルギー
銘柄数 400 75 80

10年の値動き

過去の値動きでは、株価が一番上昇した銘柄は「VYM」です。
引用:etfreplay.com

まとめ

指数積立投資は、未来20年先に向けて投資をするもので、目の前は潤わないというものでした。

高配当投資を組み合わせて行うと、株価上昇は穏やかだが、配当を得ることにより、株価下落時でも精神面で安定的して長期投資に向き合えるいい点も!

  • VYM
    配当利回りが市場平均を上回る大型株約400銘柄で構成
    3つの中で配当利回りは低いが、トータルリターン(過去の株価上昇)が一番高い傾向
  • HDV
    高配当&高財務の75銘柄で構成
    景気に左右されにくいセクターが上位
  • SPYD
    S&P500の中で高利回りな80社で構成
    株価変動が3つの中で一番大きいが一番配当利回りが高い傾向

配当をもらいながら、株価上昇も狙うのであれば、配当率は少し劣るが「VYM」がおすすめです。