アップル?マイクロソフト?個別株を分散するには手間と目利きが必要です。
アメリカの経済成長そのものに簡単に投資ができる方法があるのです!
アメリカには、S&P500という指数があります。
この指数は米国の大企業約500社の株価をまとめて指数にしたものです。引用:Google Finance
過去40年のS&P500指数の株価はアメリカの経済成長に比例して、上昇してきました。
プロが「S&P500」の500銘柄を詰め合わせてくれた「投資信託」に投資をすれば、米国大企業500社へ手間なく分散投資ができます。
詳しく説明していきます。
「S&P500」とは?
S&P500は、米国の大型株約500銘柄で構成された株価指数です。
まず、S&P500のS&PはS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社(指数ベースのコンセプトやデータおよびリサーチを提供している会社)という会社が公表している、米国株式市場の株価指数であるため、S&Pとついています。
つぎに500については、上場している米国大企業の約500銘柄時価総額で加重平均(時価総額が大きいものの比重が大きい)し指数化したもののため、500とついています。
時価総額で加重平均とは?
時価総額が大きいものの比重が大きいという意味です。2022年現在でアメリカの企業で一番時価総額が大きいのはアップルです。
S&P500構成比率はアップルが一番大きいということです。
S&P500構成上位10銘柄
S&P500に組み入れられている上位10銘柄を見てみると、皆さんも知っている米国企業が並んでいると思います。
(2022年12月現在)
- アップル(情報技術)
- マイクロソフト(情報技術)
- アマゾン・ドットコム(一般消費財)
- テスラ(一般消費財)
- アルファベット クラスA(コミュニケーション・サービス)
- バークシャー・ハサウェイ(金融)
- ユナイテッドヘルス・グループ(ヘルスケア)
- アルファベット クラスC(コミュニケーション・サービス)
- エクソンモービル(エネルギー)
- ジョンソンエンドジョンソン(ヘルスケア)
S&P500に連動する投資信託
プロがS&P500銘柄を詰め合わせて運用してくれる「投資信託」に投資することで、自分で500銘柄全部を買わずに、少しづつ500銘柄を保有しているのと同じになります。
投資信託やETFが分からない方はまずこちらの記事を読んでみてください。
S&P500に連動するおすすめの投資信託とETF
長期投資に最適な投資信託を選ぶポイント
- 信託報酬は0.2%以下のもの
信託報酬は保有期間ずっと年間にかかるコストです。 - 純資産総額100億以上のもの
純資産総額は少ないと繰り上げ償還されてしまう可能性があるため、100億以上あれば、運用の継続は安心です。
投資信託
※投資信託は円建てで購入します。
ファンド名 | 純資産総額 | 信託報酬 | つみたてNISA | SBI/楽天 |
---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 1兆6785億円1,598,017百万円 | 0.0968% | 対応 | SBI/楽天 |
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 710,199百万円 | 0.0938%程度 | 対応 | SBI |
円建て
「購入時の支払い」「配当の受取り」ともに円で行われます。
ドル建て
「購入時の支払い」「配当の受取り」ともにドルで行われます。
ETF
ファンド名 | 純資産総額 | 信託報酬 | ドル/円 | つみたてNISA |
---|---|---|---|---|
<VOO>Vanguard 500 Index Fund | 2786.45億 | 0.03% | ドル建て(米国株式) | 不可 |
<1655>iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF | 45,595百万円 | 0.070% | 円建て(東証に上場) | 不可 |
まとめ
アメリカは今後も着実に経済成長とともに、株価上昇も予想されます。
「S&P500」とは
- 米国の大企業約500銘柄で構成(米国の取引所上場する米国企業)
- 約500銘柄を時価総額で加重平均(時価総額が大きいものの比重が大きい)
米国の大型株約500銘柄で構成された「S&P500」の投資信託を購入することで、米国の経済成長そのものに投資することが可能です。
大型株約500銘柄に加えて、米企業の中小型株を含めて分散投資をされたいという方は「米企業全体の指数」に連動する投資信託を選ぶといいと思います。
いつ買えばいいの?